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《コラム 令和元年から》

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12 投資は積立に限る

 

将来年金だけでは2,000万円不足すると言われても、それをそのまま鵜呑みにする人は少ないだろう。自身が居住する地域、仕事や生活スタイルにより収入および支出が異なる。例え2,000万円に拘らなくとも年金だけでは不足するかもしれない、そう思えば貯蓄や投資にこれまで以上に関心を持つ方は増える。

 

投資は一生涯継続

 

投資を始めるにあたりある程度まとまった金額が必要と思うのは間違いだろう。株式投資であれば購入単位が1単元といって株式銘柄により金額が異なる。

 

1単元が100株の銘柄では株価が2,000円では1単元は20万円になる。1単元の整数倍で購入するので、20万円、40万円、60万円となる。このような取引をしようとすればある程度まとまったお金が必要になってくる。

 

ところが投資信託では1万円から投資できる。最近ではもっと少ない金額から投資可能だ。ポートフォリオを考慮して国内、海外、株式、債券、不動産と5種類のファンドでも月5万円から投資ができる。これを株式で行うとしたら結構まとまったお金を必要とする。

 

まとまったお金を一時に投資して、投資時点より上がればプラス下がればマイナスとなる。投資時点より運よく上がれば自分の目利きに自惚れて、一方投資時点より下がれば担当者のせいもしくは相場のせいにして毎日ドキドキしながら相場を眺める。

 

やがて投資金額の7割くらいに減じようものなら、投資を勧めた担当者を恨み、何ともならないことが分かれば相場を見ることもなくなる。そんな苦い経験を繰り返せば、自分の下心から投資したことを後悔し、投資は怖いもの決して近づいてはいけない。投資を行う者は相当の大金を持っている者が行うものと決めつける。

 

とかく一括投資はギャンブル的要素が高くなり儲かっているうちは楽しいが、損失が発生しだすと落ち着きを失いやがてパニックになる。

 

積立投資では相場が上がろうとも下がろうとも毎月一定金額を投じるので、相場が高ければ僅かな口数、相場が低ければ多くの口数投資になる。この手法をドルコスト平均法といい、平均購入単価を下げることができる。

 

ドルコスト平均法の最大の特徴は相場が変動しても精神的に安定が得られる。ギャンブルのように短期間で損得が現れず、生涯を通じて投資を行うには適した方法といえるだろう。

 

投資はメンタルを鍛える

 

いくらドルコスト平均法が適用され平均購入単価が下げられても、すでに投資した部分は相場に応じて変動する。投資は変動が少なく徐々に右肩上がりで推移することを投資家は望むが、リーマンショック、ブラックマンデー、バブル崩壊など今後においても大変動は必ずやってくる。

 

変動を受けずに常に一定の右肩上がりはあり得ない。その変動をなるべく抑えようとする方法が積立投資である。積立投資には「高値は少口買い、安値は大口買い」「拡大再生産により長期株式投資は10%以上の利回り」この2大原則により変動を吸収しながら緩やかに上昇する。

 

投資のプロでも5年先まして10年先の相場は分からない。相場は自分の期待に沿ってくれるはずはなく、常に裏切られることを念頭に置かなければならない。

 

このように想定外のことが相場では常に発生するので、メンタルが強くなければ継続できない。他人のせいにしても仕方なく、結果は全て自分で受け止めなければならない。

 

一括投資では9勝1敗でも1敗が致命的であれば通算では負け越しになるが、積立投資では短期的大儲けはできないが、世界の経済成長に乗れば変動しながら成長する。

 

自分のメンタルを鍛えることは日常生活にも役立ち多くのことを前向きにポジティブに捉えることができる。またトラブルや失敗があっても立ち直りが早まるだろう。

 

積立投資で資産を増やしながらメンタルが鍛えられるなら願ったり叶ったりではではないだろうか。

 

 

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