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《コラム 令和元年から》

テヅカプラニング

有限会社

7 年に一度の資産管理

 

現在財布の中にいくらはいっているか尋ねられれば、おおよその金額は答えられる。クレジットカードを使用しなければ、その金額が本日のデートに使用できる上限金額になる。お茶して映画を見て食事をする計画を立てれば、おのずとそれぞれに費やす金額が決まってくる。

 

長い人生も同じで現在保有している資産がどのくらいあって、今後どのくらいの金額が貯まっていくかを知ることによって、養育、住宅、マイカー、旅行等の出費計画が立てられる。

 

計画実行のために現在保有する資産を一覧にした資産管理表が役立つ。またこの表は高齢者にも有効で、相続の際に相続税がかかるのかかからないのか知るきっかけになる。

 

資産ごとの分類

 

資産管理表は毎年作成し、自分の資産がどのような種類でどのくらいあるのかを把握する。一度作成すれば翌年からは種類の変更がなければ値の変更だけになる。

 

資産管理表の資産種類は預貯金、投資信託、株式等の「金融資産」、生命保険、損害保険等の「保険資産」、土地や建物等の「不動産資産」、「借金、負債等」に分類する。

 

資産額は毎日変動しますので、毎年同時点に捉えるのがよい。投資信託や株式等を保有していれば年末時点の取引残高報告書が証券会社から送付されるので、これに合わせて他の資産も年末時点の資産額を把握するのがよい。

 

金融資産は通帳や報告書等から現在値が把握できるが、不動産資産は登記事項証明書を見ながら地番、地目、面積、所有者などを抽出する。評価額としては購入金額、固定資産評価額、相続税評価額などを捉える。

 

資産管理表に整理しながら購入時の売買契約書、領収書などもファイルしておけば、いつか売却もしくは相続の際に役に立つ。

 

不動産が相続で取得したものであれば所有者名義が誰になっているか確認ポイントになる。相続のたびにきちんと名義変更がされていれば良いのだが、これを怠ると処分の際手続きが面倒になる。

 

保険資産の生命保険は契約者、被保険者、受取人、保険金額、保障期間、払込期間、保険料などを抽出する。そして一覧表にすることで保障の過不足や保険料の多寡に気が付くことがある。また保険会社に問い合わせることで解約返戻金を確認することが出来る。

 

損害保険では保険の対象、保険金額、保険期間、特約、保険料などを抽出する。自動車保険は毎年更新になりますので、年齢条件、被保険者範囲等の確認を行う。不明な箇所があれば、そのままにせずに保険会社に尋ねる。

 

資産管理表の作成によって

 

金融資産でも預貯金は殖える事はないが、投資信託や株式は変動しながらも殖える事がある。この違いを感ずるために資産管理表の作成目的がある。

 

また金融資産がある程度増えれば、保険の見直しにつながる。万一のことがあっても金融資産や不動産資産で家族が十分暮らせるならば、生命保険は不要になってくる。

 

金融資産がありながら住宅ローンの返済をしているならば繰上げ返済により金利負担を減らす方法が考えられる。他にもローンがあるならば、金利の高いローンから返済する。

 

資産管理表に整理することでお金の有効活用方法が浮かんでくる。また夫婦で共に作成することで将来の夢や希望を共有することができ、隠し事がなければ夫婦円満が継続する。

 

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