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《コラム 令和元年から》

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2 投資は投機(ギャンブル)ではない

 

投資も投機(ギャンブル)も金持ちの道楽のように受け止められている。生活資金に困らない金持ちは余剰資金を金儲けに回しては新たな金を稼ぐ。投資はお金に働かせてお金を生み出す、一方一般人は自らが働いて金を稼ぐ。

 

一般人は投資や投機というと拒否反応を示し、耳を貸そうとしないが、金持ちは上手い投資話にのった被害が後をたたない。世の中で投資の危険性がいくら叫ばれても事件は繰り返される。

 

投資より投機の方が楽しい

 

投機やギャンブルは得られた利益より、運試しに賭けて当たるか外れるかワクワク、ドキドキを楽しむゲームである。競馬、競輪、パチンコなど元が取れるはずがなくても、興奮した楽しい時間が過ごせたと割り切る。

 

運試しには勘や経験、風水、迷信、語呂合わせなどほとんど科学的根拠のないところで判断される。

例えば宝くじの期待値は50%以下といわれている。平均すれば10,000円払い5,000円以下しか戻らない。それでも自分は今運が良いので3億円当たると都合よく解釈する。外れたとしても今は期待したほどの運がなかった、当たると思い楽しめたからそれで良いと諦める。

 

この快感は癖になり依存症に発展することもある。ニコチン、アルコール、ドラッグ、セックスなど感覚的な衝動が伴う依存症から夢中になって絵を描いていた、仕事をしていたらいつの間にか夕方になっていた。スポーツでもゾーンに入る状態は夢中になる状態である。

快感、充実、満足、幸福感は理屈ではなく本能で感じる。人間の中の動物的な分野で受け止める。

 

一方投資は少しでも儲けるために資金を投じる。世の中の変動するものにお金を投じるので、増えることもあれば減ることもある。お金を投じている間減るんじゃないかとびくびくしている。

 

人間は本能的に危険に対して敏感だから、損失が発生してくれば落ち着きを失い、さらに損失が自分の想定外になればパニックに陥る。

それでもやがて大きく成長することを信じて、現状の苦しさに耐え忍ぶ。投資には忍耐と辛抱が長期に渡り求められるので、投機のような楽しさはあまりない。

 

投資は積立でコツコツ

 

これからはAIとフィンテックの時代だから関連銘柄にまとめて資金をつぎ込もうとする姿は、どこかルーレットに賭ける姿と似ている。一括投資は投資した時点より上昇すれば利益が得られ、下落すれば損失が発生する。投資した時点からの高低が収益に直接影響を及ぼす。常に底で投資するタイミングを計ることは神業に近いでしょう。

 

つまり安く買って高く売ることは難しくても安いときに大量に購入し高くなったら売却することはさほど難しくない。この方法を「ドルコスト平均法」といい毎回定額を変動する市場に資金を投じる。

 

市場が高いときは少量しか購入できないが、市場が下落してくれば大量購入ができる。人の感情をはさまず自動的に定額で買付を行う。その結果平均購入単価は下落時に大量購入しているので、毎回定口購入より低くなる。

 

この方法は市場が上昇すれば購入量は少ないが、保有している資産が上昇する。精神的に少量購入はマイナス、資産上昇はプラスに働く。市場が下落すれば購入量は多くなり、保有している資産が下落する。精神的に大量購入はプラス、資産下落はマイナスに働く。

 

人の感覚や先入観は精神的に変化しやすいので、機械的に購入する。定期定額購入の投資方法は投資として合理的だけでなく、人の精神的な揺らぎを抑えるにも有効な方法と思われる。

 

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