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《コラム 令和元年から》

テヅカプラニング

有限会社

22 生涯現役

 

新型コロナウィルス対策で国が大きな借金をすれば、おそらく近いうちに増税になるかもしれない。東日本大震災の復興に充てるために復興特別所得税が生じたのと同様に国民に新たな負担が求められるかもしれない。

 

長寿社会で個人の老後資金が不足し、さらに国が大きな借金を背負えば、公的年金、企業退職金等だけでは足りなくなる。不足分を補う方法として確定拠出年金や個人年金が挙げられるが、今後一生涯働き続ける方法も考えなければならない。

 

困りごとを解消する

 

新たなビジネスといえばこれまで誰も手掛けていないことを画期的な方法で解決して新たなビジネスにする。このようなビジネスは簡単に誰もが始められるものではない。

 

いままでサラリーマンでは仕事の依頼は向こうからやってくるのが当たり前だが、何かを自分で始めようとすれば、待っているだけでは何も生まれない。

 

しかし新たなビジネスといっても難しくとらえることなく「相手の困りごとを解消する」と考えれば浮かんでくることがあるだろう。

 

例えば農家で果実を栽培している。地域のブランドの名のもとに販売できるのは形、大きさ、色、糖度等が一定基準以上でなければ認められない。

 

農産物は自然相手なので、選別により一定基準以上に入るものがあれば基準を満たせない規格外が必ず生じる。地域ではブランド劣化につながりますので、規格外を市場に出したがらない。

 

生産者にしてみれば手間暇かけて育てた果実が僅かな傷や変色により規格外とされ廃棄されるのはいたたまれない。贈答用では一定基準内が求められますが、自家用では多少の傷や変色は気にしない。その分安ければ問題ないのです。

 

果実の規格外を安く仕入れて販売できれば、生産者も消費者も喜ぶだろう。さらに一種類の果実に限らず広く農産物を対象にすれば喜ぶ人は何倍にも増えると思われる。

 

ビジネスは物事を多面的に見て「相手の困りごとを解消する」と考えれば浮かぶアイデアは数多い。

 

現状の取引先に満足していない

 

自動車を保有していれば修理工場と付き合っている。会社を経営していれば会計事務所と取引している。保険に加入していれば保険会社、代理店、販売募集人と取引している。

 

すでに取引しているところにどのくらい満足しているでしょうか。古くからの付き合いだから満足しているとは限らない。既存のサービスに満足しているところは2割程度でほとんど何らかの不満を感じていると言われている。

 

サービス提供者は付き合いが長いことにあぐらをかいて、新たな満足を提供することを怠っているのかもしれない。

 

田舎には大きな庭にたくさんの庭木が植えられている家がある。庭を造った当時は家主の収入も多く造園業者に管理を任せていた。

 

しかし世代が交代すれば庭木管理は負債と同様である。かつては金払いが良く当時のイメージで取引していれば、低価格サービスが提供されれば簡単にこれまでの取引が変更されてしまう。

 

田舎ではコミュニティが濃いため業者変更して安くなったという話題は地域にあっという間に広まる。

 

一旦良いという評判が広まれば依頼内容は庭木管理に止まらない。網戸の張替えから水回りの修理など多くの仕事が舞い込んでくるかもしれない。依頼内容の整理とビジネスプランの構築が求められる。

 

人生100年時代を迎え金融投資による老後資金作りもよいが、相手が喜ぶ仕事を通じてお金が稼げれば自己投資による老後資金と生きがい作りが叶えられる。

 

 

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